世田谷区のみなさまへ ―今こそ!ONE TEAM !―
2020.4.13
昨年11月に中国の武漢で発生が確認された新型コロナウイルス感染症は、瞬く間に世界中に拡大しました。
世界ではすでに160万人以上の方が感染し、亡くなられた方も10万人に達しようとしています。(2020年4月12日現在)
日本でも多くの方が苦しんでおり、「緊急事態宣言」が出されてからは、みんなが自粛しながら頑張って来ました。しかし、残念ながら新型コロナウイルスに感染してしまう方は、増加の一途を辿っています。東京都の感染者数は都道府県の中で最多、世田谷区は東京都の中で最多の地域となっています。
これまではクラスターからの感染(集団感染)が主体と言われていましたが、今では感染経路が追えない方の方が多くなっており、いわゆる市中感染の様相を呈して来ました。
知らないうちに感染し、全く症状が無いまま他の人にうつしてしまっていることも出ていると思われます。
このままだとオーバーシュート(感染爆発)となってしまう可能性も否定できません。
医療機関も必死になって頑張っています。このまま感染してしまう方が増え続けてしまうと、医療崩壊となってしまいます。
東京都医師会は、4月6日に「もし、6週間みんなで頑張れたら」という提言を出しています。このさわりの部分を紹介します。
『皆さん想像してみてください。
新型コロナウイルス感染症に、もし今この瞬間から東京で一人も新しく感染しなかったら・・・・・
2週間後にはほとんど新しい患者さんは増えなくなり・・・
その2週間後にはほとんどの患者さんが治っていて・・・・
その2週間後には街にウイルスを持った人がいなくなります。
だから今から6週間、誰からもうつされないようにしましょう。みんながうつされないようにすればたった6週間頑張ればいいのです。』
世田谷区医師会も、世田谷区・世田谷保健所や区内医療機関と協力し、新たな体制を組んでPCR検査の拡大をはかります。必要な時に迅速にPCR検査ができる体制ができるように協力していきます。
区民の皆様は3つの密を避ける行動をとりましょう。
(1)密閉 換気の悪い密閉空間を避ける。
(2)密集 多くの人が密集している場所を避ける。
(3)密接 近距離での会話や発声を避ける。
世田谷区の皆様もみんながうつされないように、そして知らないうちにみんなにうつさないように、みんなで頑張りましょう。 いまこそ、区民みんなでONE TEAM となる時です。