災害時医療救護活動

Medical Rescue Activities During Disasters

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災害時医療救護活動について

平成23年3月11日に発生した東日本大震災は震度7、マグニチュード9、という巨大地震で、約1万8千人の死傷者・行方不明者が発生した未曾有の大災害でした。
現在被災地の復興は徐々に進んでいる一方、福島第一原発の事故は収束の見通しも不明瞭なままです。 さらに追い打ちをかけるように、熊本地震、集中豪雨、火山噴火などの大災害が相次いで起こっております。現在、東京首都直下型地震がいつ起こってもおかしくありません。
世田谷区医師会では震度6弱以上の災害発災時に、玉川医師会と共に医療救護本部を設置し、世田谷区災害医療対策本部からの医療救護班出動要請に備えます。
出動要請が医師会本部に入ると、医療救護本部長である医師会会長は、災害拠点病院(※1)、災害拠点連携病院(※2)の近隣に設置される計6ヶ所の緊急医療救護所と、区内小中学校20ヶ所(※3)に設置される医療救護所に医療救護班(※4)を派遣します。
医療救護班は、傷病者をトリアージ(治療の優先度を決める)して、効率よく傷病者の応急処置や後方医療施設への転送の要否を判断します。助産活動や死亡確認も必要に応じて行います。
世田谷区医師会では、医師会員に対して災害医療講演会、講習会、各救護所における医療救護所訓練を定期的に行っており、より良い救急災害医療体制を整備し て区民の生命を守るための活動を続けています。

(※1)公立学校共済組合関東中央病院、至誠会第二病院、都立松沢病院
(※2)国立研究開発法人国立成育医療研究センター、公益財団法人日産厚生会玉川病院
(※3)池尻小学校、桜小学校、桜丘中学校、北沢小学校、代田小学校、松沢中学校、駒沢小学校、駒繋小学校、代沢小学校、芦花中学校、烏山小学校、祖師谷小学校、
希望丘小学校、明正小学校、砧南中学校、用賀中学校、玉川中学校、深沢小学校 、二子玉川小学校、九品仏小学校
(※4)1チームは医師5人、看護師3人、事務2人で編成

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トリアージ

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